ロボット専用言語が必要なくなる!? 装置とロボットをトータル制御で生産効率アップ!
産業用ロボットの導入が製造現場で進んでいる今、ロボットを使用する方法もどんどん増えてきています。
例えば、装置と装置の間で製品の搬送用としてロボットを使用したり、装置内にロボットを入れて動作をさせたりといった活用方法があります。
しかしそのような用途でロボットを使用したいと思っても、装置とロボットとの通信が面倒だったり、そもそもロボットを操作するための専用言語に高い敷居を感じてしまうといった悩みをお持ちの皆様も多いのではないでしょうか?
今回はそんなお悩みを抱えている皆様に、ロボットを操作するための専用言語を使用する必要がなく、さらに装置とロボットを一括で制御することができ、生産性や効率アップにつながるシステムについてご紹介します。
お困りごと
●ロボットを操作するための専用言語や操作方法に高い敷居を感じている
●装置とロボットを連携させるための通信設定が良く分からない
ロボットモジュールRM100システム
基礎的なことにはなりますが、まず装置を構成するFA機器を制御するためにはコントローラ(頭脳)が必要です。
その頭脳に当たる部分に使用されるものとして一般的にPLCが用いられ、ラダー言語を用いて装置がどのような順序で動作するかなどを制御しています。
このラダー言語で産業用ロボットを動作させることができれば、ロボットの専用言語を使用しなくても良いというのがロボットモジュールRM100の考え方です。
装置とロボットの融合でこう変わる!
●装置とロボットを統合したシステムにできるため制御が容易になる
●装置とロボットが高精度に連携することで性能が向上する
●装置とロボットとの通信が無くなるため待ち時間なし
上記のようにロボット専用言語が必要なくなるだけではなく+αのメリットも生まれてきます。
こんなところに使える!RM100システム
加工機へのワーク搬入・搬出作業をロボットで行う自動化の例で、省人化+装置とロボットのトータル制御での生産性向上が見込めます。
参考動画
ロボット導入に高い敷居を感じてしまう要因の一つに”ロボットの操作が難しい”という問題があります。
この問題を解決するために、今回ご紹介したような”ラダー言語のみでロボットを動作させる方法”であったり協働ロボットであれば”ダイレクトティーチング”などを使用することで、より簡単にロボットを操作するための方法というのが普及してきています。
このように「ロボットは誰でも簡単に使用できる」といった環境が進んでいけば、さらに産業用ロボットは普及していくことでしょう。
ロボットと装置の一括制御にご興味のある方、ご紹介したシステムについてご検討などをされている方はぜひ一度お問合せ下さい。