ロボット導入検討例

水平多関節ロボット(スカラロボット)が活きる現場

水平多関節ロボットが活きる現場

水平多関節ロボット(通称:スカラロボット)は、産業用ロボットの中でも特定の動作に特化したロボットです。

その特徴について理解して頂くことで、水平多関節ロボットを使用した自動化の検討材料として活かしてもらいたいと考えこの記事を作成致しました。

<水平多関節ロボットとは>
基本構造として、1つの上下動作・3つの回転動作により構成される水平多関節ロボットは、水平方向の動きに特化したロボットです。

平面の移動に対して、高速に動作が可能なため、基板の組立などに使用されることが多いロボットです。

水平多関節ロボットイメージ図.jpg

<メリット>
①低価格
構造がシンプルなため、ロボットの価格自体は垂直多関節ロボットなどと比較すると低価格です。

②柔軟性
3つの回転方向の軸を上手に使用することで、水平方向への柔軟な動作が行えます。

③高速動作
水平方向の動作を高速で行うことができるため、部品の挿入やネジ締めなどといった自動組立作業に対して力を発揮します。

<デメリット>
①汎用性
水平方向に対しての動作を得意としていますが、裏を返すと垂直方向や3次元的な動作に関しては苦手としており、垂直多関節ロボットほどの汎用性は持ち合わせていません。

②精度
構造がシンプルであるがゆえに、ロボットの動作精度としては、一般的にパラレルリンクロボットと呼ばれる産業用ロボットよりは多少劣ります。

上記メリット・デメリットを踏まえて水平多関節ロボットの導入検討を行う必要があります。

<水平多関節ロボットの導入事例>
水平多関節ロボットの導入事例を紹介致します。

液体塗布作業
液体塗布.jpg

部品梱包作業
部品梱包.jpg

部品選別作業
部品選別.jpg