直交ロボットに最適なモータはこれ! 振動を最小限に抑え装置の速度アップを実現
2~3軸の直線移動をするロボットを組み合わせたものを「直交ロボット」と言います。
その直交ロボットは多関節ロボットより比較的安価に導入できることがメリットで、高速で精度の要求される搬送や組立といった作業に使われることが多くあります。
シンプルな構造をしていることもあり、モータと機械部品を購入して自社にて製作を行うというユーザの方も多いロボットです。
その直交ロボットで起きやすいお困りごととして、高速で動作をさせるときに振動が発生してしまうことで動作が安定しないといった現象があります。
振動が発生してしまうと揺れが収まるまで搬送を止めなくてはならなかったり、そもそも高速で動作ができないということにもなってしまいます。
「装置の速度アップはしたいが、速度を上げようとすると装置の振動が収まらなくて…」そんなお話を多く聞くことがあります。
そこで今回はそんなお困りごとを解決する、直交ロボットの動作を安定させ搬送中の振動を最小限に抑えることで、装置の速度アップに繋がり生産性向上に貢献することができるモータをご紹介します。
お困りごと
●振動が発生して搬送が上手く行かない
●高速動作になると搬送が安定しない
●もっと装置の速度アップをさせたい
直交ロボットには安川電機サーボドライブΣ-X(シグマテン)が最適!
直交ロボットを製作するのに最適なモータは安川電機サーボドライブΣ-X(シグマテン)です!
なぜ最適なのかというと以下のような機能をモータの性能として持っているためです。
【①振動抑制機能】
装置が停止する際の微細な振動をモータで検知し、自動で振動が発生しないような動作方法を作り出してくれます。
【②制振機能】
装置の移動中に発生する振動をモータで検知し、自動で最適な動作方法を作り出してくれます。
【③負荷変動補償機能】
質量の違う製品を搬送する際に自動で最適な動作方法を作り出してくれます。
このような機能を使用することで装置の振動を最小限に抑え、速度アップを行うことができるのです!
導入事例
【課題1】装置の振動を抑えたい…
直交軸ロボットを高速で動作させると、停止時にワークの先端で揺れが発生してしまい収まるまでに時間がかかってしまう。
【解決策】振動抑制機能
停止時の装置先端の振動(揺れ)を抑制することができる機能です。自動で検出して揺れを抑えることができるため調整も簡単に可能です。
装置が停止するのに時間がかかっていたものを最短にすることができます。
【課題2】スピードをアップさせたい…
移動スピードを上げると移動中に振動音や発振が生じてしまうためゆっくりなスピードでしか動作できない。
【解決策】制振機能
装置に移動中に発生する振動(揺れ)を自動で検知し、振動が発生しないように動作をしてくれます。
移動中の速度を最大限引き上げることができるため装置のタクトアップに貢献します。
【課題3】搬送を安定させたい…
質量の違う製品を搬送するときに装置に対する負荷が変わってしまうため安定した搬送ができない…
【解決策】負荷変動補償機能
装置にかかる負荷が変わってしまう場合でも、負荷に対する動作方法を自動で最適な状態にして動作を行ってくれます。
複数の製品を同じ装置で搬送させるときに安定した動作を発揮します。
今回は直交ロボットをメインとしてご紹介しましたが、「装置の振動を抑えたい」というお悩みは直交ロボットに限らず様々な装置に対して効果を発揮できます!
サーボドライブΣ-Xに興味を持たれた方は是非一度お問合せ下さい。