インバータでファンのフィルタ清掃時期がわかる!「清掃タイミングの視える化」事例!
突然ですが!ファンを社内設備や工場などでお使いの企業の皆様、フィルタの清掃ってどのようなタイミングで行っていますか?
ファンだけでなく様々な空調機器には、フィルタを使用して空気を清浄化しています。
しかしフィルタ清掃って意外と忘れがちであったり、手間がかかるためあまりメンテナンスしないという方も多いのではないでしょうか。
また保全担当者の方が定期的にメンテナンスをしているといっても、清掃の周期が適正であるか良くわからないという声も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな保全担当者の方の悩みや手間を減らす!
ファンの目詰まり検知をインバータのみで行え、自動で風量調整までしてくれる!
インバータによるファンのフィルタ目詰まり検知&風量低下防止の事例をご紹介します!
ファン以外でも適用できる装置は多くあるので、「ファンだけかよ~。」とは思わず、読んで頂けると嬉しいです!!
お困りごと
●メンテナンスを行う最適なタイミングが分からない
●頻繁に清掃を行えないような設備の状態になっている
●フィルタの清掃をする定期メンテナンスコストを削減したい
目詰まり検知の仕組みはこれだ!!
目詰まりを検知する方法はずばり、インバータに標準搭載されているDriveWorksEZという簡易プログラム作成ツールの活用です!
「やっぱりそれか!」と思われた方、以前の私の記事を読んで頂いている方か、インバータの最新情報に詳しい方ですね!
(あとは実際に導入されている企業の方もですね。)
目詰まり検知の原理は、インバータ内部でファンが駆動しているときの電流値をモニタしてその変動を利用して検知します!
(詳しい原理を説明しようとすると、もう一つ記事が必要なので省略しますね。詳しい内容を知りたい!とご興味のある方はお問合せ頂ければご説明します!)
<ポイント1>目詰まり検知用センサが不要
フィルタの目詰まりを検知し風量を維持するには、センサなどの別の装置が必要です。
その役割をインバータ自体が行ってくれるため、センサ不要で目詰まり検知することができます。
<ポイント2>メンテナンス時期が一目でわかる
目詰まりが起こり風量が低下すると、インバータが「風量下がってきたみたいなんで、フィルタの清掃お願いします~。」とお知らせしてくれます。
(インバータがしゃべるわけではなくて、メンテンス信号が出力できるという意味です!…そんなこと言わなくても分かってるって感じですね。)
このお知らせを確認することでメンテンスのタイミングをリアルタイムに確認することができます。
<ポイント3>目詰まり時でも安定駆動
目詰まりすると何が困るかというと、ファンで排出できる風量が下がることです。
イメージで説明すると、エアコンを長年使っているとフィルタにゴミがたまり、「何かエアコンの効きが悪いな。」と感じる現象と似たような感じです!
その風量低下を改善する機能として、前に説明したお知らせ機能とともに、「目詰まりしているみたいですけど、とりあえず元の感じに戻しておきますね~。」と一時的に風量を目詰まり前の状態まで戻してくれる機能もあります!
インバータさん気が利きますね!!
もちろん一時的なので、目詰まりの状態のまま駆動し続けると最終的には異常で装置が止まりますよ!
あと目詰まり状態のまま駆動を続けるのは、余計にエネルギーを使うため省エネという面でもあまり良くないので、お知らせが出たら早めに清掃を行うのが良いですね!
「百聞は一見にしかず」ということで、インバータのみでフィルタ目詰まりを検知し、さらに風量を自動調整する参考動画を載せますのでご覧下さい!
参考動画
センサレスでファンのフィルタ目詰まりを検知&風量低下防止!
DriveWorksEZツールを題材にした記事は他にもあります!合わせて見て頂くと分かりやすいので是非ご覧下さい!
●コンベアの出荷検査はここまで変わる! インバータのみで行える出荷検査とは!?
●初心者でも簡単!インバータのプログラミングツールでプログラム作成してみた!
ファン目詰まりの点検方法にお悩みの方、空調機器のメンテナンス方法にお悩みの方ぜひ一度お問合せ下さい。