【アイエイアイ】産業用ロボットの使用例を1件追加しました。

お知らせ

冷凍食品振り分け装置

冷凍食品(冷凍焼売)を3列のコンベアーに振り分ける装置を電動化したことで人件費を削減できました!

【装置概要】
・冷凍食品(冷凍焼売)の箱詰め工程で3列のコンベアーに振り分ける装置です。
(冷凍焼売の生産数:15,000箱/日)

<改善前>
【工程説明(従来の設備で説明します)】
・エアシリンダーの往復動作で3つのレーンワークを振り分けます。
・冷凍食品がコンベアーで流れてきます。
センサーでワークを検知し、以下の動作を行います。
・1つ目…エアシリンダーが奥側に移動
     ⇒奥側のレーンへ振り分け
・2つ目…エアシリンダーが手前側に移動
     ⇒手前側のレーンへ振り分け
・3つ目…そのまま待機
     ⇒中央のレーンへ振り分け

【問題点】
・朝夕や周りの装置の影響を受けてエア圧が変動し、エアシリンダーの速度が不安定でした。
この結果、次の不具合が発生していました。
・速度が低下し、振り分けが間に合わなくなる。
・速度が上がり、衝撃で箱が変形する。

【対処】
・ワークを勢いよく弾いて側壁への衝突で箱を潰してしまった際は、ラインを止めてエアシリンダーのスピコンの調整作業をしていました。
振り分け板の動作タイミングを冷凍食品の供給タイミングに合うようにする調整(8分)を1日に平均4回行っていました。

<改善後>
【今回の設備】
・エアシリンダーをエレシリンダーに変えました。

【改善点】
・A(加速度)、V(速度)、D(減速度)の調整ができるため、最適な速度とタイミングで安定して動作し、次の不具合の原因になる動作がなくなりました。
・コンベアーの振り分け漏れ。
・箱を潰す。

【改善による効果】

 労働時間を32分短縮できました。
 1日当りのスピコン再調整にかかっていた時間32分がなくなりました。

 年間人件費削減効果は29万円です。
 1,800円×0.533時間(内訳:8分×4回)×300日=288,000円

<詳細はメーカーHPへ>