【アイエイアイ】産業用ロボットの使用例を1件追加しました。
<賞味期限印字装置>
インスタント食品の出荷用ダンボール箱に賞味期限を印字する装置を電動化したことで
人件費を削減できました
【概要】
・インスタント食品の出荷用ダンボール箱に賞味期限を印字する装置です。(84,000食/日)
・定位置に整列したダンボール箱に対して印字します。
<改善前>
・従来の設備
【工程説明(従来の設備で説明します)】
・インスタント食品が入ったダンボール箱(3箱/列)をベルトコンベアーで送り、センサーがワークを検知してベルトコンベアーを止めます。
・インクジェットプリンターを取り付けたエアシリンダーを動かし3箱のシール部分へ印字を行います。
・印字終了後、エアシリンダーを動かし、印字待機位置へインクジェットプリンターを戻します。
・ダンボール箱を次の工程に送ります。
【問題点】
・エアシリンダーの起動タイミングがずれて、賞味期限がシールから外れることがありました。
【対処】
・賞味期限がシールから外れると、コンベアーを止めてスピコンの調整を行っていました。
・エアシリンダーの調整と、印字不良になった分の箱詰めをやりなおすために再調整(10分)を1日に2回行っていました。
・ラインには3人の作業者が携わっており、再調整している人(1名)以外の2名にも待ち時間のムダが発生していました。
<改善後>
・今回の設備
【今回の設備】
・エアシリンダーをエレシリンダーに変えました。
【改善点】
・インクジェットプリンターの起動遅れがなくなりました。
・インクジェットプリンターを設定した通りの最適な速度で送ることができるようになりました。
・インクジェットプリンターの印字開始タイミングと送り速度の再調整をする必要がなくなりました。
・ラインに携わる3名について、再調整や待ち時間のムダががなくなりました。
【改善による効果】
(条件:人件費1,500円/時間、年間稼働日数240日)
労働時間を1日20分短縮できました。
1日当りの再調整や待ち時間のムダにかかっていた時間20分がなくなりました。
年間人件費削減効果は36万円です。
1,500円×20分(内訳:10分×2回)×240日×3名=360,000円
<詳細はメーカーHPへ>
http://www.iai-robot.co.jp/case/industry/food/hako-inji.html