【IAI】産業用ロボットの使用例を1件追加しました。
家電用部品振り分け装置
家電用部品を振り分けする装置を電動化したことで人件費を削減できました。
【概要】
・洗浄/乾燥が終わった部品がベルトコンベアーで流れてきます。
・部品が流れてくると、シリンダーで振り分け板を動かし、ベルトコンベアーへ振り分け選別します。
【従来の問題点】
・季節や他装置の稼働の影響を受けて空気圧の元圧が変動し、速度が遅くなり、エアシリンダーの動きが遅くなることがありました。
・エアシリンダーと共に振り分け板の動きが遅くなることで振り分けが間に合わなくなり、誤っ
たベルトコンベアーへ流してしまうことがありました。
・部品をハサんでしまいチョコ停が発生していました。
・チョコ停が発生した都度、エアシリンダーの動作速度調整に約8分かかっていました。
また、チョコ停頻度は1日に約5回で、合計で8分×5回=40分/日の時間をチョコ停復旧に費やしていました。
【電動化による改善内容】
・エアシリンダーをエレシリンダーに入れ換えました。
・エレシリンダーを導入した結果は次の通りです。
・電動なので、空気圧のように環境による影響を受けて速度が不安定になることがなくなりました。
・速度の変動がなくなり、振り分け板の動きが安定し、振り分け漏れや、ハサみ込みによるチョコ停がなくなりました。
・チョコ停がなくなり、復旧に費やす時間が不要になりました。
・復旧にかかる時間は0分/日です。
【改善による効果】
労働時間を1日40分短縮できました。
1日当りのチョコ停復旧にかかっていた時間40分がなくなりました。
年間人件費削減効果は19万円です。
1,200円×40分(内訳:8分×5回)×240日=192,000円
<詳細はメーカーHPへ>
http://www.iai-robot.co.jp/case/industry/consumer_electronics/kaden-furiwake.html