【IAI】産業用ロボットの使用例を1件追加しました。
<シャンプーの不良品選別装置>
【概要】
・シャンプーが入ったパック(以降シャンプーパック)がベルトコンベアーで流れてきます。
・シャンプーパックの重量を、コンベアーが動いたままで測定できるウェイトチェッカーで測定します。
・規格外の重さの場合は、エアシリンダーでワークを止めエアシリンダーで不良品として払い出します。
【従来の問題点】
・元圧の変動でエアシリンダーの動きが遅くなり、不良品を下流へ流してしまうことがありました。
→動作が間に合わないとアラームとなり チョコ停が発生していました。
・同じく、エアシリンダーが不良品を排出する前に、ウェイトチェッカーのコンベアーに次のシャンプーパックが入り込んで重量測定ができなくなってしまうことがありました。
→測定がNGになるとアラームとなりチョコ停が発生していました。また、速度が速くなった場合に不良品が回収箱に入らずに外に落ちることがありました。
・ エアシリンダーが原因のチョコ停頻度は平均3回/日で、復旧するために10分/回の調整が必要でした。1日で合計30分チョコ停復旧に時間をかけていました。
・3回×10分=30分/日
【電動化による改善内容】
・エアシリンダーをエレシリンダーへ入換えました。
・エレシリンダーを導入した効果は次の通りです。
エレシリンダーラジアルシリンダー:
・速度の変動がなくなり、ストッパーの上昇遅れが原因の、下流への不良品流出がなくなりました。アラームが発生しなくなり、チョコ停がなくなりました。
エレシリンダーロッドタイプ:
・速度の変動がなくなり、不良品排出遅れが原因で2つ目のシャンプーパックがウェイトチェッカーのコンベアーに入り込むことがなくなりました。アラームが発生しなくなり、チョコ停がなくなりました。また、不良品が回収箱の外に落ちてしまうこともなくな りました。
・チョコ停がなくなり、復旧に費やす時間が不要になりました。
・復旧にかかる時間:0分/日
【改善による効果】
労働時間を30分短縮できました。
1日当りのチョコ停復旧にかかっていた時間30分がなくなりました。
年間人件費削減効果は14万円です。
1,200円×30分(内訳:10分×3回)×240日=144,000円
<詳細はメーカーHPへ>
http://www.iai-robot.co.jp/case/industry/food/shampoo-senbetsu.html